2010年5月24日月曜日

月例住宅講座のご案内

6/25(金)14:00~16:00まで、月例住宅講座に講師として出演いたします。マイホームをお考えの方は、ぜひご覧下さい。当日は築32年の住宅を北海道R住宅基準により新築以上に再生した「西岡の家」の例を中心に、リフォームと新築の最先端、また新築.リフォームを考える上で大切な事柄を豊富なスライドとともに解説します。また0エネルギー住宅として設計した「銭函の家」の一冬の温熱データーの公開や今後、北海道で主流となるであろうパッシブハウス(ほとんど暖房を必要としない家)についてもお話したいと考えています。

詳しくは 北海道建築指導センターHP http://www.hokkaido-ksc.or.jp/

2010年5月21日金曜日

リプランさんに取材していただきました。

やはりプロのカメラマンの画(え)の撮りかたはかなり違いました。(当たり前ですが/笑)
カメラの画角に入らないようにスタッフ総出で退避中


リプランの6/29日号に、R住宅特集として「西岡の家」、また北海道版の長期優良住宅、北方型ECOモデルのPR企画として「銭函の家」が掲載されます。いずれも昨年力を傾けた仕事なので嬉しいです。そんなわけで2~3日前からばたばたしておりました。こんな私の仕事を面白い!と拾い上げていただきましたリプランのTさん、同じくM編集長、営業のNさん、ライターのMさんそしてもう一人のMさんありがとうございます。ご推薦いただいた住宅通信社のN編集長にもこの場をお借りして御礼申し上げます。今年の仕事もまた気合が入っておりますのでよろしくお願いいたします。

2010年5月15日土曜日

西岡の家 庭園工事

本日、西岡の家の庭園工事が完了いたしました。5月晴れの空の下できれいに手入れされた庭木たち、札幌軟石と枕木の土留めや植え枡、素朴でありながら本物の材料のもつ正直さ、時を刻む味わい深さに期待しています。これから初夏を迎え緑溢れる夏にかけてどんな表情を見せてくれるのでしょう?今回一緒にコラボレーションさせていただいた(有)ガーデンジャパンのKさんは、才能豊かな女性ガーデナーです。本人曰く、「若い世代のクライアントさんにもぜひ庭の楽しみをわかってほしい。」とのこと。そのためには普段着で付き合える素適な庭を提案したいのだそうです。確かに庭というと手間が掛かる、お金も掛かる、デザインが難しそう...とかなりネガな印象もよく聞きます。しかし一度その楽しさにはまると、魅力はある意味建築をしのぐかも知れません。建築と異なり、季節季節で異なる表情を楽しめる。完成後も自由にいじる楽しみがある。お花を上手に咲かせると周りの人がほめてくれる。自らの上達の度合いが分かる。さて来年はどうしようかな?と想像する楽しさに事欠かない。等々、私の畑作りと同様、何度でも楽しめます。実のなるものなら食べる楽しみもおまけで付いてくるし。あっそうだ、私もそろそろ苗を植えなくちゃ!(笑)
(有)ガーデンジャパン HP http://www.gardenjapan.co.jp/


きれいに剪定された五葉松(ゴヨウマツ)、足元の土留めは札幌軟石。
軟石は松類が多くても、和風くさくなりすぎず、背景の四角い建物にも合います。

色の濃いものは、まだ湿っている軟石です。乾燥が進むと右端のように灰白色になります。


前庭にはなにが植わるのでしょう?ハーブもよいし毎年の花なら球根類もわるくありません。



2010年5月13日木曜日

石の産地札幌

「札幌はすばらしい石の産地です」と聞くとけげんそうな顔をする人がほとんどでしょう。確かに今北海道札幌と言えばメジャーな特産品は近郊で採れる農作物だったり、味噌ラーメンやとうもろこしに最近ではなんといってもスープカレーでしょうか?(笑)/ちなみに私は幌平橋のサヴォイというお店のスープカレーに目がアリマセン。話が横にそれましたが、そうかつて札幌は軟石の特産地として全道的にも有名でした。石山通の石山は軟石の石切り場を指しています。用途は主に倉庫や畜舎、サイロその他の建築物に用いられ多孔質で断熱性に富み軽量で加工性に優れた外壁の材料として大いに使われたものでした。その明るい灰色は穏やかで主張が少なくなんにでも合います。こけが生えやすく味わいを増してゆく様子は、ほんとうにすばらしい材料のみがもつよさでしょうか。小樽の運河沿いに建つ倉庫群も産地はさまざまですが軟石を用いていますよね。昨年32年ぶりにフルリフォームを行なった西岡の家。今年はお庭のデザインをお願いされました。お庭屋さんと考えたのが札幌軟石の庭。気取りすぎず、リーズナブルながら穏やかで建物ともけんかしないそんな庭。最近若い世代のクライアントさんは「お庭?いりませんよ面倒だから~」なんて方も多いのですが、ぜひこれを機会に土いじりを始めてはみませんか?

素朴なのに、醤油くさくなりすぎることもなく、和風の松にも薔薇にも合います。
石切の鋸目がきれいです。

タガネで引き割る様子、石目をはずさづに槌を振るうと。


気持ちよく割れます。断面もきれいです。


軽量な軟石といっても土留めの石は70kg以上あります。庭の奥に運ぶにはユニックのお世話になります。

2010年5月11日火曜日

アイラブ made in Hokkaido

みなさん!どうでしょうきれいな合板だと思いませんか?北海道の合板メーカーが開発した白樺の合板です。間伐材は今まで、新聞紙やトイレットペーパーの原材料になるチップに加工されるのがほとんどでした。しかしこの会社では、今まで紙にしかならなかった木を集成し着色することで美しい断面をもつ合板を開発したそうです。何気ない発想の転換でこんなによい材料が地元から生まれることに感心しながら、どう使おうか?とあれこれ思案しています。
滝澤ベニア株式会社 http://www.takizawaveneer.co.jp/



左上より板のお皿(トレイ)に箸置き、積み木、中央はエンピツ。
こんなエンピツほしくなりませんか?


積み木もほんとうにきれいですね~。
今までの合板、ベニアの概念が変わります。もちろん有害な接着剤は一切使用していないとのこと。