2010年2月20日土曜日

あいの里house 模型作り

今年の着工物件の模型を作りました。この度の敷地は新興住宅街の中にあります。現在周りにはほとんど建物がありません。想えばこうしたケースはこれまでで3回目。意外とありそうでないのが新興住宅街です。周りには計画する上で手がかりとなる事柄が少ないので一見自由に発想できますが、数年で建て込むことを考えるとどんな計画がよいのだろう?初めての人どうしが集まって街を作るってどんな感じかな?そんなことを考えながら複数案を作りました。


クライアントの好みで三角屋根の無落雪型屋根のシルエット。勾配は初めての7寸勾配です。
小屋組みを全てトラスにして開放的で高い天井の2階を作ります。

一定規模以内ならば条件により2階の上にも階を設けることが出来ます。


平面的な面積はコンパクトでも天井が高いと、建築の中に建築を作るような発想が可能になります。天井の高さが一定の空間も悪くはありませんが、天井の高さに変化が付くと俄然空間が面白くなります。当然ながらそこに床を設けて使い方を工夫すると、洗濯干し場やサンルーム、ロフトや納戸、展望室やお昼寝スペース等々、どうしても2階建ての中で実現できなかった用途の空間が容易に取れることにもつながります。


2階のロフトの部分のみを作っています。合体すると上記のような空間が現れます。