2012年12月2日日曜日

西野の家Ⅱ 空中架線に注意!

私定道路(本来、道ではないが建物の敷地は道路に一定の長さ以上接していないと敷地として認められないために、道路として行政に自ら届け出た敷地の一部)を前面道路としている「西野の家Ⅱ」。実は電線の一部が敷地内に越境していることが先日判明。

一番左の電線が敷地にかなり入っている。これから行う建て方(土台の上に柱を立て梁を掛けて行くこと)の支障とならないように慎重に測量し、建物に触れる部分は早めに移動してもらわねばなりません。いつも気持ちは段取り8分。さまざまな都合を調整することが現場の進行を支えています。

降雪前に完成した基礎。もうすぐ建て方開始!こちらも楽しみになってきました!(笑)

発寒の家 内装工事その3

こちらも細かな造作が取り付きはじめた「発寒の家」。写真は床のスノコ板。もちろんアルダー材を加工して使っています。歩くと足に適度に食い込んで安心感がある床。階段も同じように爪先に適度にグリップ感を感じるものが好みです。



写真はほぼ組み立てが終了したオリジナルキッチン。フル装備で特注なのに凄くリーズナブル!担当するのはもちろんクリナップ直需事業部。最近ではすっかりキッチンを各家ごとに専用デザインすることが当たり前になりました。キッチンスペシャリストのISさんは凄腕!ここ4年間でISさんのファンになった設計屋さんてどのくらいいるのでしょう?今や札幌を代表するキッチンスペシャリスト!奥様の信頼も絶大です!

片持ち風に壁から飛び出す階段もU棟梁の奮闘で無事取り付きました。

窓の外では、視線のカットや遮光を考えた縦ルーバーがみるみる組み立てられてゆきます。

写真は現場で談笑するY所長と滝澤ベニヤのT部長。今回エコシラ合板はありませんが、過去の修理やクレームから貴重な情報が生産者にフィードバックされてゆきます。私の現場はたとえ今回採用がなくても自由に生産者の方に現場に来ていただける雰囲気を大切にしています。コミュニケーションを大切にすることで、大工さんは材料の改良点を生産者に伝え、生産者は製品改良の貴重なヒントを実際の現場の声を通して得るという具合です。意味のないアンケートや製品調査に時間と資金を使うことなくダイレクトかつスピーディーに製品が改良され、新しいクライアントの元へ届けられる仕組み作り。でもその方がお客様にとっては良いですよね~(笑)。

お昼休み中のチーム発寒のメンバー。出来上がりが近づくにつれ各人テンションが上がります。