2013年6月24日月曜日

屯田の家 基礎配筋工事

本日は「屯田の家」の配筋検査です。今や木造住宅の布基礎の仕様が建築学会の仕様書に加わり、従来はかなりアバウトな位置づけだった木造のコンクリート工事も大きくその扱いが格上げされています。写真はパッシブ換気の給気管を通すためのケーシング(鞘管)。当たり前といえば当たり前ですが、近年は管の貫通部分は事前に全てケーシングを入れて後から基礎に穴を開けるような事はほとんどなくなりました。

基本的に鉄筋量は増え、主筋や縦筋、横筋ともに間隔が狭くなってきています。

パッシブ換気を採用するために床下を一体的に使えるよう、ところどころ基礎に穴を空けて空気が流れるように工夫します。斜めの鉄筋は開口部の補強筋。要は角の部分にひび(クラック)が入らぬように入れるのです。こうした部分は基礎の角(コーナー)部分にも必用となりますが一つ一つ確認してゆきます。

基礎の高さが異なり鉄筋が混み合うところも同様に確認してゆきます。

手前のコーナー部分に斜めの補強が見えるでしょうか。

運び込まれた型枠を確認して、気になった点を工務店に連絡して本日の監理は終了します。ものづくりはとにかく現場第一!特に基礎部分はしっかり確認が大切です。