2014年1月31日金曜日

恵庭の家 各部点検

写真は南側に大きく跳ね出す大屋根の軒先。跳ね出すのは約1.5m。屋根の雪は基本的に落とさないので軒が下がらないように丈夫に作ることが求められます。板金を巻きつけて屋根の端部を納める破風が見えますが出来上がりが下の写真です。屋根材は形状自体が雪止めの機能を持っていて雪が落ちません。
 

 
ガンメタリックのシャープな色合いの板金できれいに納まりました。板金屋さんの親方に感謝です。

これが空中に跳ね出す軒先の内部。構造用合板で面貼りトラスを作って軒先が折れないように工夫しています。面材を使うところなんか、普段から枠組み壁工法(キクザワさんの場合は2×6)を得意としているツーバイ工法のノウハウを感じていいですね~(笑)こうやって合板をしっかり面張りすると驚くほど鼻先が強くなります。

下から見上げるとこんな感じ。

拡大写真です。

 
現場はかなりの強風地域。毎日風との戦いです。窓がまだ来ないので内部に雪が吹き込まぬように窓は全て養生をしてくれました。KJ棟梁ありがとうございます。
 
 
外部のグラスウールの上に準防火構造の石膏ボードを貼ります。本当は用途地域的には求められていないのですが建物の基本性能向上や通気層の確保のために貼ることにしていただきました。
 
こうすることで外貼り断熱材の内部に生じる気流を抑えることができます。

ずいぶんと出来上がってきました。
 
今日はOne Direction!初めて聞いたけど懐かしいRockの響き!
 
 
 

2014年1月30日木曜日

恵庭の家 断熱工事その2

本日は壁のグラスウール工事を見に来ました。結論から言うと申し分ありません。KJ棟梁の細やかさで正確に採寸され、よれやゆがみがほとんどありません。まさに筋金入りのグラスウールマスターです。

KJ棟梁曰く:間柱用の役物(現場で切る手間を省くために事前にある程度の巾で切ってあるもの)をあえて使わず、幅広のものから全て採寸、切断して入れるとのこと。

難しい筋交い廻りもピッタリ!美しい。

絵みたいに見えるけどグラスウールです。


こちらは切断中の105mmのグラスウール。しっかり角が立っています。
 

 
今日はポリスなんていかがでしょう。

2014年1月22日水曜日

恵庭の家 断熱工事

いよいよ屋根から断熱工事が始まった「恵庭の家」。屋根には合計で35cmのグラスウールを置き敷きし、外貼り断熱とします。室内側から見ると屋根の骨組みが露わになり、リズミカルに連続するこの屋根は最近人気があります。天井も高く取れるし、普段は見えにくい大切な構造部分が室内からいつでも目視できるので維持管理も安心になります。

写真はピッタリときれいに入れられたグラスウール。KJ棟梁は涼しい顔で行いますが、なかなかこんな風にきれいには入りません。さすがは繊維系断熱材の扱いに慣れたキクザワさん。きれいな仕事です。

こちらは反対側からの写真。この上に更に11cmのグラスウールを敷いて屋根の断熱は完成します。


壁の断熱材の下地も完了した現場の様子。今度は外壁に屋外から14cm、室内から11cmと5cmのグラスウールを施工し30cmの壁断熱とします。

こちらは室内からの様子。実はこれからが本番!頑張っていきましょう!
 
今日は大好きな中田ヤスタカなんていかが?
 

2014年1月16日木曜日

恵庭の家 建て方 その2

㈱キクザワさんのKJ棟梁とK所長のコンビで快調に進行する建て方工事。外部の構造用合板は貼り終わり、屋根の合板と断熱下地まで完了!うーん!棟梁早い!

シンプルな片流れ屋根の外観がだんだんと現れてきました。基本的には「西野の家」以降多くなった屋根+壁、全てグラスウールによる300mm断熱仕様です。

「西野里山の家」と同様に屋根を外貼り断熱とするのでまず構造用の大垂木を掛けその上に構造用合板。そして断熱用の垂木を二層に組み上げます。明日は現場にて打ち合わせ。行くのが今から楽しみです。(笑) 
 
今日はマイケルなんていかが?
 
 

2014年1月9日木曜日

恵庭の家 建て方開始

「恵庭の家」は今日から建て方(建物の柱を立て梁を掛けること)を開始しました。棟梁は初めてご一緒するK棟梁。ご丁寧に年末、「西野里山の家」を見学に来ていただきました。びっくりしたのはその仕事の美しいこと!写真は毎度おなじみのフィルム付き気密レールですが、建て方のときに足元に絡まないようにしっかりと床の合板に仮止めされ、しわ等まったく見当たらずピシッと張られています。 

入隈部分もこの通り!きれいな仕事です。
誤解のないようにお話ししますが、このシートは仮止めで後から起こして柱の内面に貼りなおします。別の見方をすれば「すぐに床から剥がすのにここまで仮養生に気を使う必要はないだろう。」という考え方も一理あります。しかし吹雪が続き床に敷いた合板の表面で溶けた雪が凍りつきそうな状況に対する備えと考えると、重たい梁を扱う本日の建て方という作業の内容をよく理解した親切な下準備だと私は思うのです。こうした素晴らしい機転はいつも利くとは限りません。大切なことは良い癖を普段から身につけておくことだと思うのです。
 
 
写真の中央右が断熱のない基礎。左が断熱材の表面にシロアリ対策のモルタルを被覆した基礎です。一見同じように見えますがいつものようにしっかりと基礎断熱がされています。

ユニック(小型クレーン)を用いた建て方。武田建設さんと同じワンタッチクランプを用いた効率の良い建て方。

加工の精度は良好!さすがイワクラプレカットシステムさん。ちなみにプレカット業界では後発ですけど石狩新港の加工工場の設備は北海道では最新のものの一つ。もの凄く切れ味がよくて精度も出ます。金物はお気に入りのカナイのメルト羽子板。とてもきれいな羽子板ボルトです。

本日は1階柱と2階の梁が完了。問題はやはり屋根でしょう~。(笑)

年末と年初めの雪ですっかり現場は雪の中です。
 
今日は乗ってきたので、パナマ!原曲はヴァンヘイレンですけど、今日はギターマンVerで!
はっきり言って本物のに迫ります。しかし今剛のギターは凄いわ!
 

2014年1月2日木曜日

初売りは楽し!

 
本日は、近くのホームセンターの初売りに。お目当てはレーザー距離計。なんと立派な三脚とセットで¥9,800!限定10台限り。  これはもう買うしかないでしょう(笑)。実は古い建物の改修や調査なんかでは図面が無い場合も少なくなく、そんな場合はメジャーを当てて実測し新規に図面を起こす必要が生じます。まあ言葉にすれば簡単ですけど、一人でメジャーを当てるにしてもまだ床くらいならいいんですけど天井とか屋根の高さ、吹き抜け天井なんかになると、そんなにしゃんと立つメジャーもないわけで、助手に上からメジャーを垂らしてもらったりといろいろ大変になってきます。そんな時、このレーザー式の距離計があると劇的に実測が楽しくなります。ところでこの機械は、単一の長さの他にも、連続した長さの合計を測定したり、面積、体積まで計測が可能という優れもの。これから山本設計の強い味方になりそうです。
 
ところでみなさん、新年はいかがお過ごしですか?私は家の猫の皆さんとまったり過ごしながら6日締め切りの原稿を書いています。トホホ... また今年も忙しくなりそうですがまあ今の内くらいゆっくり休みますか~。嵐の前の何とかで...(笑)
 
 
 
今日は新年最初の曲を!スメタナなんていかが
もちろんベルリンフィル!指揮はカラヤンね!(笑)
 

2014年1月1日水曜日

2014新年明けましておめでとうございます。

 
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。