2014年9月18日木曜日

澄川の家 屋根シート防水工事

ようやく隣町の旭川から㈱プロテックさんのシート防水部隊が到着。泣き出しそうな空の下、一気に屋根を防水してゆきます。もともとは先輩建築家の小室雅伸さんに教えていただいたこの屋根。実は勾配も0。雨水は表面張力でシート表面では水滴となり風下の軒先から地面に落ちます。見た目は雪の落ちない陸屋根なのにルーフドレンを設けず、従って下水(雨水)施設といった都市インフラも必用としません。ゲリラ豪雨の時に屋根の水が下水道に集中なんてナシ。誠に画期的!最近は建て込んだ市街地の計画でも重宝しています。

軒先の水切り金物に溶接液を塗っているところ。

こんな風にシート同士を重ねて持ち上げ

隙間に溶接液を入れながらシート同士を接着してゆきます。あっけないほど簡単なんですけどこれが不思議と漏らない。先日の集中豪雨でもSOSは0でした。
 

写真を撮っていると、急にまた豪雨。慌てて屋根一面にブルーシートを広げます。こんな時はもちろん全員参加。ここまで来て3度目の・・・なんてごめんですものね(笑)