2015年12月23日水曜日

東光の家 基礎工事

降雪期に入ったにもかかわらず暖かい日が続いています。おかげで旭川の現場は快調です。立派な上屋のおかげで、夏場と変わらぬ施工環境が整っているので安心して工事が進められます。現場がきれいなのもたいへん気持ちのよいものです。特にコンクリート工事を行う場合、こういった上屋による室温管理はコンクリート自体の設計も楽にします。北海道では冬季、低温に対する抵抗性をコンクリートに与える工夫が必要ですが、凍りにくい施工環境があれば過度に添加剤の量を増やす必要はありません。こんなところにも厳しい冬場にコンクリート工事を行ってきた地元建設会社の経験を感じます。

土間下の断熱材の敷き込みです。床下を断熱することで土壌の冷たさを感じにくい、暖かな1階床とすることが出来ます。高価な床暖房にする必要はなく、床下に温水パイプを置くだけで足元が冷たい、寒いといった多くの問題が解決できます。

用心のために施工したてのコンクリートが冷えすぎぬようにヒーターで加温養生します。とても北海道らしい風景だと思います。

今回の布基礎は通常3~4回のコンクリート工事が必要なところを温暖地域並に2回で完成できるように改良した工法を使います。また浅基礎ながら凍上(凍った地面が基礎を傾かせること)を生じぬように地元、旭川で開発されたスカート断熱工法で性能の担保とコンクリート量の圧縮を両立させます。
 
今日は秦基博くんなんていかが https://www.youtube.com/watch?v=Aw1nqhvHY48